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2018年10月25日

提言が少しずつ実を結んできました。

6月議会で、
公共工事発注の平準化を提案しました。


動画はこちら
smart.discussvision.net/smart/tenant/kakegawa/WebView/councilorsearchresult.html?speaker_id=20&search_index=8


すこし難しい話ですが、市から建設や水道工事を行う業者に仕事を出す
時期を一年間でバランスよく出しましょうということです。

行政からの発注は9~10月くらいに集中してしまい。業者は年末にかけて
猛烈に忙しくなります。月に休みが2日程度にもなることがあります。

工事が集中することで、交通整備員の取り合いが激しくなり
単価は跳ね上がります。4~8月期間の2倍3倍にも…

そして最近は人材難で特に若い世代が職場環境のシビアさで(休みがないとか)
で敬遠されてしまい。今の業界の主戦力は、50歳以上がメインです。

後10年たてばその方々が引退してしまったら業界が超深刻な人材になります。

公共工事の発注の平準化は、年末に工事が集中し、過酷な職場環境にしないように
行政が4月からバランスよく工事を発注しようじゃないかといういうことなのです。
業界の働き方改革、そして若手の採用に繋げたいというということなのです。

ただこういうことを言うと
「時代の流れだ、どの業界でもあることだからしょうがないじゃない。」
とおもう方もいると思いますが、地元の建設業界に若手が入らないリスクは他にもあります。

それは「災害復旧」です。記憶に新しい、台風24号による大停電。
あの復旧はだれがやったか、それは電気工事業者の方々です。

今回も停電の影響で、水道が使用できなくなりましたが、だれが給水活動をしたかといえば水道企業組合です。
その他、倒木の対応は地元建設企業です。

今回は台風の被害でしたが、もし南海トラフのレベル2を被災したら、
専門家の話では、南海トラフ地震では関東圏から瀬戸内海付近まで150以上の市町村が被災するといわれています。


そんな大規模、広範囲な被害であったら、はっきり言いますが、市外、県外からの支援はかなり時間がたった後でないと期待はできません。
つまり「地元でなんとなしなきゃならん。」ということなのです。

そこで話をもどすと地元の建設業に若手人材がはいっていかないと
「震災が起こったときの復旧が大きく遅れる」ということなのです。

大げさな話ではなくて地元の建設業の衰退は市民の生命そして生活の安定に大きく関わるということです。
そういう意味で若い世代に建設業界に興味をもって頂くためにも就労環境の改善は急務であり、
そのためにも【公共工事発注の平準化】は絶対にやらないといけないことなのです。



さて今回の投稿で嬉しいことを報告させて頂きます。、
それは掛川市の31年度の重要施策に【公共工事発注期間の平準化】がはいりました!!!

そもそも行政当局もやろうと思っていた施策ですが、私も大事だと思い6月に議会質問をさせて頂いたことですので
とても嬉しいです。そして本日、私が所属する会派、創世会の勉強会でも取り上げて頂き、大石会派長、小沼会派活性化委員長に
感謝申しあげます。

平準化により建設業界の雇用が活性化し、掛川市の未来に繋がることを切に願います。


提言が少しずつ実を結んできました。











Posted by 山本ゆうぞう 掛川市 山本裕三 掛川 at 17:01

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提言が少しずつ実を結んできました。