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2013年08月05日

マクロ経済の話

市議の研修でリチャード・クー氏の講演を聞きました。
内容は「バランスシート不況に関して」です。

バブル崩壊後の不動産価格などの下落により会社が負った借金を
会社が返すためだけに活動を行い、更なる借り入れや設備投資などを行わないため、
金融緩和をしても資金が流動しないことです。

簡単にいうと、いくら銀行の金利がさがっても、
借金があるから、新しいことにもチャレンジしたくないし、
これ以上はお金を借りたくないという、
バブル崩壊でおったトラウマなど心理的要因が現在の不況の根源であるという考え方です。


確かに景気には人間の心理や価値観、そして世の中の雰囲気が大きく関係します。
しかし今後どれだけ景気が良くなったからといって
「よ~し!バンバンお金使うぞ!」となるのかなと少し疑問に思いました。

私たちよりも若い世代は、お金を使うことに嫌悪感すら感じると新聞で読みました。
そんなことを考えるとバランスシート不況は確かに一要因としては存在はする。
しかしながらもっと複雑な要因も必ず絡んでいる思います。


ついつい市行政はミクロの視点で見てしまいがちですが
世界がこうだから国がこうなり、その影響で地方自治体はこうなる等
マクロで大きく捉えブレークダウンしていく考え方も大事だなと痛感いたしました。


マクロ経済の話






Posted by 山本ゆうぞう 掛川市 山本裕三 掛川 at 15:30

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