はまぞう › 掛川市議会議員 山本ゆうぞう  › 公共施設からみた掛川市の未来

2017年09月05日

公共施設からみた掛川市の未来

本年度から「公共施設マネジメント特別委員会」の委員長を務めさせて頂いています。
公共施設マネジメントとは、社会環境の変化や地域特性に応じた適切な公共サービスの提供と
安定した財政運営を両立させるために、保有する公共施設を総合的に把握し、財政運営と連動させながら管理・活用する手法を言います。

その中で、老朽化し莫大な維持管理費が今後かかるような施設、利用率の低く活用されていない施設、
類似した施設が近隣に点在しているような施設等、様々な課題や問題がある施設があります。

掛川市の算出では、今後50年間で、公共施設(インフラ含む)を現状のまま維持していくと
毎年100億円かかる。しかしながら予算は70億円程度しかかけることができず、30億円が不足するという数字がでています。

そして公共施設の維持管理費だけではなく社会保障費は図のように伸び続けます。

公共施設からみた掛川市の未来



団塊の世代が後期高齢者になる時に「社会で支えていけるのか…」と不安な気持ちなります。
「医療・福祉」つまり命にかかわることは今後も何としてでも守らなければなりません。
となると、「公共施設マネジメント」等で、できるうちにできるだけ行政の「固定費」を削減しておかなければなりません。

公共施設マネジメントはただ「公共施設を減らしましょう!」という話ではなく
「今後予想される厳しい社会に対しての準備」であるととらえて頂きたいと考えています。

私たち政治や行政の役目として「市民の生命と財産を守る」ことを一番に考えています。
その気持ちは公共施設マネジメントでもかわりません。その建物がどうこう言うのがゴールではなく、
その先の未来を創る為に「やらなければならないことはやる」というスタンスで委員会運営を行っていきます。

ちなみに4月の選挙広報は公共施設マネジメントのこと中心に書きました。
今考えるとまさか、その特別委員会が立ち上がり委員長を仰せつかるとは思ってもいませんでした。

選挙公報↓
公共施設からみた掛川市の未来



熱い思いを持った委員会メンバー、担当局にも恵まれ、委員会では活発な議論がなされています。
このメンバーで大きな社会課題に取り組むことができとても光栄です。
今後は、委員会だけではなく、11月から開催される「議会報告会」で市民の皆様にもこの「公共施設マネジメント」
に関してはご意見を伺いたと思っています。

公共施設からみた掛川市の未来

公共施設からみた掛川市の未来

公共施設からみた掛川市の未来

公共施設からみた掛川市の未来







Posted by 山本ゆうぞう 掛川市 山本裕三 掛川 at 08:52

削除
公共施設からみた掛川市の未来